高等学校では、平成25年度より新学習指導要領が全面的に適用となり、それに基づく教育課程が年次進行で実施されています。新学習指導要領では、知識基盤社会化やグローバル化といった社会環境の変化に対応できる思考力・判断力・表現力を育むように求めています。そこで、各教科等において、習得した基礎的・基本的な知識・技能を活用し、思考力・判断力・表現力を育むために、「言語活動の充実」を図るように、学校現場に求めています。
このような状況の中で、高等学校における国語科の授業においても「言語活動の充実」を図り、生徒の思考力・判断力・表現力を高めることが求められています。
そこで本調査研究では、指導する側の意識の在り方や取組への工夫を明らかにすることで、「言語活動の充実」を図る上での新たな視点の獲得や組織的な取組の促進、実践の工夫などに資することを目的としています。
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